小さなITシステムをよく作っていますが、要件定義書みたいなものはほとんどありません。チャットのライン上にメモを残したりする程度でプロジェクトを進めていきます。 最も大切にしていることは、最初にどのぐらいイメージをふくらませられるかということです。 自然と楽しい気持ちになれるか、ずっと覚えてもらえるものになるか、非日常感を味わえるか、一緒に成長していってる感があるかなどを想像して、モチーフをどこかから持ってきます。 ライトなものだと最近みんながよく遊んでいるゲームやアニメからもってきたり、深めだと神話や伝統、冒険譚などからインスパイアを受け取ります。 その感覚をITシステムを使う流れにフィットさせていきます。仮にきっちりとした業務システムだったとしても、裏にはそういう文脈を流していたりします。 子どものためにカタカタとミシンを動かして服を作るような気持ちで、ITを使っていくのがベースにあるんだと思います。 Yoichi Yamane 山根陽一