普段の生活をしていると、強い力と弱い力というのは一方向の意味しかありません。 強い力で持ち上げたり、力が弱いから引っ張れなかったりというものです。 ところが分子レベルの結合でいえば、話は違います。 タンパク質の立体構造は、弱い力でポストイットみたいにちょっとくっついたり、離れたりすることで効能を発揮します。 ビジネス上で、弱い力を積極的に解釈しなおすというのはいつかやってみたいことです。 弱肉強食という思想ではなく、弱い力が豊富な変化を可能にするといった思想です。 Yoichi Yamane 山根陽一